[中国の世界遺産]蘇州「古典園林」
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江南の水の都、蘇州。紀元前514年に呉王によって築かれた都だ。古くは「茹蘇」と呼ばれていたが、隋の時代に「蘇州」と改名された。江蘇省の東南、長江デルタ地帯の中心部に位置し、上海市に隣接している。
蘇州には「太湖」を源流とする川が流れ、「外城河」という運河が町の周囲を巡る。「東洋のベニス」と称えられるこの地は水陸ともに交通の便に恵まれ、絹織物を特産とする商業都市として栄えてきた。蘇州古典園林の庭園のほとんどは元、明、清代に造営されたもの。
主な見どころは、四大名園とされる「拙政園」「滄浪亭」「獅子林」「留園」など。
「拙政園」(写真)は蘇州市内最大規模の庭園。総面積は約4―5万平方メートルで、唐の詩人である陸亀蒙の私邸として建設されたが、元代には仏教寺院とされた。それを明の御史(ぎょし)王献臣が庭園に改築して「拙政園」と名付けた。命名の由来は晋代の潘岳の『閑居賦』にある一節、「拙者之為政」だ。
「滄浪亭」は蘇州最古の庭園で、広さは約1万平方メートル。五代の銭元〓(〓は僚の偏が王)が造営した庭園を宋代の詩人、蘇舜欽が整備したもの。「滄浪亭」という名の由来は楚の詩人、屈原の『楚辞』にある「滄浪歌」で、蘇舜欽はみずからも「滄浪翁」と称していた。
「獅子林」は1342年に造営された庭園。広さは約1万平方メートルで、「拙政園」の向かいにある。林立する太湖石の形状が獅子に似ていることから「獅子林」と名付けられた...
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